2011年7月10日日曜日

「国境の城塞」あらすじ:セッション16 ドラゴンの巣穴へ

以下は2月23日にRole & Roll Stationで行われたD&D Encounters シーズン3「国境の城塞 ~毒蛇の季節」第16回セッションのあらすじになります。これはWizards of the Coast社のオフィシャルD&Dホームページに記載された同名のあらすじを、一部修正して私家訳したものです。

完全なネタバレになりますので隠します。


冒険者たちは頑丈そうな縄梯子を静かに下って、遺跡の中に入った。彼らが部屋に入ると、微かな青白い光がまるで歓迎でもするかの様に、微かに瞬いた。湿った岩棚の上から、冒険者たちは調査を開始した。幾つもの輝く水晶、地下水脈から涌き出る水によってできた幾つかの池、そして表面に積もった水晶の被膜で輝きを放つ、部分的に破壊された人型生物のぞっとするような死体の集積が、部屋中に散乱していた。一団は用心深く洞窟を捜索した。いつ何時、ドラゴンと遭遇しても対処できるよう抜かりなく。そして遂に、池の表面が真っ二つに裂けると、巨大な黒竜がその姿を現し、一団に襲い掛かってきた!

英雄たちはつがいの片割れとしか遭遇しなかったことに内心では安堵しながら、この捕らえどころのない攻撃を仕掛けてくるクリーチャーに死に物狂いで戦いを挑んでいった。ドラゴンは攻撃しては、暗く濁った水底に姿を消し、また再び洞窟内の別の場所に忽然と現れるといった戦法を繰り返す、手強い相手だった。結果的には、パーティーの武勇がヴェルマスティクスのそれを上回っていた。冒険者たちは彼女に無駄な抵抗はやめるよう説得を試みた。そしてヴェルマスティクスは、他の何よりも自身の生に執着していた。

ドラゴンは、ベンウィックと彼女の兄弟のユールブラクシスが安息砦を襲撃するために、その日の朝早くに多くのリザードフォークを引き連れて出発したことを告げた。安息砦への攻撃は、翌朝早くに行われるはずだとも。ヴェルマスティクスはパーティーがもし彼女を生かしておいてくれたら、城塞への襲撃には加わらないと約束した。冒険者たちは寛大にもクリーチャーを生かしておくことにはしたが、ドラゴンが貯めこんでいた財宝は引き渡すよう要求した。その中には、「毒蛇の瞳」とグレイセン・ラムサンの宝物庫から持ち出された貨幣も含まれていた。

遠征の結果は芳しくは無かったが、冒険者たちは時間の重要性について、十分理解していた。ドラゴンのねぐらから迅速に引き上げた彼らは、安息砦に向かって帰還の途についた。


※このあらすじはD&D Encountersの大まかなストーリー・プロットを説明するためのもので、必ずしも実際に行われたセッション内容を、100%反映している訳ではありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿