2011年7月18日月曜日

「亡霊軍団の進撃」あらすじ:セッション1 街道にて

以下は5月18日にRole & Roll Stationで行われたD&D Encounters シーズン4「亡霊軍団の進撃」第1回セッションのあらすじになります。

完全なネタバレになりますので隠します。


ネンティア谷でも最大の規模を誇る町のひとつドワーフの埋葬都市ハンマーファストに、冒険者たちは集まっていた。彼らの目の前には、これから遠く数十マイル離れたところに新たな街を作る移民団が、今まさに出発を待っているところだ。冒険者たちはこの移民団に護衛として加わって、これから彼らとともに出発しようとしている所だった。この移民団を率いるのはモラディン神殿からその任を受けたドワーフの司祭、アルドゥス・スプリンターシールド師だった。

皆の吐く息で辺りが白くけぶるなか、移民団は出発した。3日間の行程を終えると、冒険者たちはかつて巨大な城があったと思われる廃墟に到着し、そこを開拓して新たな街を建設する予定だった。移民団の積荷には、到着してから最初の冬を越すための貴重な食料や水、周辺を開墾して農地にするための道具や肥料が積まれていた。新たな街はハーケンウォルドとハンマーファストのちょうど中間点に位置し、新たな交易街道を造るための拠点として、そしてゆくゆくは新たな交易路の中継拠点として、繁栄が約束されていた。秋の終わりに差し掛かったネンティア谷の大地を踏みしめる移民団の足取りは軽快で、希望に満ちていた。

だが平坦な交易を離れて、馬車や荷車のことなど考慮されていない踏み分け道に入った2日目の朝には、移民団の間で緊張感があらわになり始めた。皆がでこぼこ道に嫌気がさし始めたその時、キャラバンの先頭で言い争いが始まった。スプリンターシールド師と、新しい村の護衛隊長になるハーフオークのマルグラムが、この先の枝分かれする道の進路をどちらに取るかということで、口論していた。モラディン神の信仰にあついスプリンターシールド師はモラディン神の祝福がある山側の道を主張し、一方レンジャーのマルグラムは山側の道はオークの部族に塞がれており、その道を取るのは正気の沙汰ではないと主張している。冒険者たちの仲裁でなんとかその場を取りまとめた移民団は、再び目的地に向かって進み始めた。

3日目の朝には、秋の大嵐で増水した川の流れが移民団の行く手を遮った。キャラバンは二手に分かれた。スプリンターシールド師とマルグラムは先行してキャラバンの半分と共に渡河し、その間残り半分を冒険者たちが守る。そして先行の半分が渡河を完了し、残り半分を冒険者たちが先導して渡河し始めるという計画だった。だが、冒険者たちが残りのキャラバンを率いて川を渡ろうとしたまさにその時、血に飢えたスタージの一団が、キャラバンを襲撃してきた。

冒険者たちは身を守る術を持たない開拓民や荷車、それを引く家畜らを、身を盾にしてスタージから逃がし、開拓民たちを守るのだった。そして戦場から守るべきものが居なくなってからは、その実力を発揮して、スタージたちを一挙に片づけるのだった。

冒険者たちの活躍を目にした開拓民たちは、新たな英雄の誕生を予感するのだった。

※このあらすじはD&D Encountersの大まかなストーリー・プロットを説明するためのもので、必ずしも実際に行われたセッション内容を、100%反映している訳ではありません。

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