2011年7月15日金曜日

「国境の城塞」あらすじ:セッション20 蛇の最後

以下は5月11日にRole & Roll Stationで行われたD&D Encounters シーズン3「国境の城塞 ~毒蛇の季節」第20回セッションのあらすじになります。これはWizards of the Coast社のオフィシャルD&Dホームページに記載された同名のあらすじを、一部修正して私家訳したものです。

完全なネタバレになりますので隠します。


冒険者たちは大広間のすぐ外の階段で、砦の古参の執政官、ケンドン・ロングストライダーと出会う。重武装したその男は、ベンウィックは間違いなく広間の中にいて、既にドリスディル卿を始末してしまっているかもしれないと告げる。

英雄たちは大広間の扉を開けると、中に突入する。衛兵たちと召使いたちの返り血にまみれた巨大なテーブルの脇を抜ける。部屋中いたる所に、哀れな犠牲者の遺骸が転がっており、それが暖炉の火で明るく照らしだされている。

部屋の反対側には低い階段状の高座があり、倒れ伏したドリスディル卿の上にベンウィックがのしかかっているのが見える。全てを嘲笑うかのような冷笑を浮かべて、悪党は叫んだ。「かくなる上は友よ…ゼヒーアの闇があんた方をすっかり取り込むだろうよ!」それと同時に、彼は両手を前に突き出した。何体かの毒蛇がその腕から創造され、更に人間ほどの大きさの2匹の大蛇が脇から躍り出て、英雄たちめがけて襲い掛かってきた。

ベンウィックは熱狂的に戦った。その苛烈な攻撃は、誰もが予想していたよりも、更に凄まじかった。そして彼は持てる全ての能力―――彼のカリスマまでも動員して、冒険者たちを圧倒し続けた。彼はケンドンの傭兵的な性向を利用して、彼にパーティーを裏切る様そそのかすことまで試みた。だが英雄たちの必死の説得によって執行官は自分の本来の責務と、倒すべき敵のことを思い出すことができた。こうしてベンウィックの毒蛇のごとき試みは失敗に終わった。英雄たちは果敢に攻撃し、シェンドラがドリスディル卿に抗毒剤を服用し終えるまで時間を稼ぎ、遂にはベンウィックその人を打ち倒すことに成功した。

ベンウィックは破滅し彼の軍勢は打ち破られた。安息砦の住民たちはその勝利を祝い、ドリスディル卿はパーティーの各メンバーに、その働きに応じた報酬を与えて報いた。そして冒険者たちの名前は、「国境の守護者」として永遠に安息砦で称えられ続けるだろうと宣言するのだった。

※このあらすじはD&D Encountersの大まかなストーリー・プロットを説明するためのもので、必ずしも実際に行われたセッション内容を、100%反映している訳ではありません。

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