2011年7月11日月曜日

「国境の城塞」あらすじ:セッション17 城壁の攻防

以下は3月2日にRole & Roll Stationで行われたD&D Encounters シーズン3「国境の城塞 ~毒蛇の季節」第17回セッションのあらすじになります。これはWizards of the Coast社のオフィシャルD&Dホームページに記載された同名のあらすじを、一部修正して私家訳したものです。

完全なネタバレになりますので隠します。


安息砦に無事帰還したパーティーは、ドリスディル卿との会見に臨んだ。そしてベンウィックの軍勢について、得られた情報を全て話した。それが終わると疲弊した彼らには休息が与えられた。しかしその束の間の安息も、早朝に鳴り渡るトランペットの警報によって打ち破られた。ついにベンウィックの軍勢の総攻撃が始まったのだ。

大広間の外で、ドリスディル卿は英雄たちの一人ひとりに戦の角笛を渡した。それは砦の衛兵たちに命令する指揮権を有することを表す紋章が入っていた。とその時、巨大な黒竜が冒険者たちの頭上を飛び過ぎていった。小姓のひとりが駆け寄ってきて、リザードフォークの大部隊が砦の正面ゲートを襲撃中であることを伝える。敵の軍勢の中には、巨大なベヒモスが混じっているようだ。ドリスディル卿は躊躇なくパーティーに、正面ゲートから侵攻する敵軍を粉砕するよう指示を下す。そして正面ゲートを守り切ったら噴水広場で落ち合おうと告げ、自らの剣を抜くと黒竜が飛び去って行った方向を目指して進んでいった。パーティーは城塞外郭のゲートハウスに急行した。そこは攻城戦闘の真っただ中だった。

到着して数瞬後、巨大な有角の野獣が厚い木製のゲートを吹っ飛ばした。野獣はそのまま、頑丈な落とし格子に突進し、それを破壊しようとする。そしてその間にリザードフォークの軍勢が城壁を外側から登りはじめ、城壁の上を占拠しようと試みる。英雄たちは落とし格子を一度巻き上げると、それを野獣の頭上から落として身動きが取れないようにし、何とか城門を死守することに成功する。

戦いが最高潮に達した時、冒険者たちがかつて命を救ってやったカッパー・ドラゴンのモグザルハーが、遠くから様子を伺っているのが目にとまった。冒険者のひとりがカッパー・ドラゴンに戦いに加わるよう角笛を吹き鳴らした。しかしモックス(モグザルハーのニック・ネーム)がその呼びかけに答えて戦いに近付こうとしたまさにその時、新たな黒竜が一匹その飛行を遮る。ヴェルマスティクスだ。黒竜が金属竜に体当たりすると、2体の竜は揉み合いながら降下していき、そのまま視界の外へと消えて行った。

パーティーがベヒモスを殺し終えるまで、落とし格子はなんとか持ちこたえた。そしてそれが、戦いのターニング・ポイントとなった。冒険者たちは一層奮起し、城壁の上の衛兵たちを指揮して、敵の軍勢は徐々に押し戻されていった。

城塞の兵士の援軍が到着し、城壁の安全は確保されると、パーティーは再結集し、城塞内部の別の方面へと注意の目を向けるのだった。

※このあらすじはD&D Encountersの大まかなストーリー・プロットを説明するためのもので、必ずしも実際に行われたセッション内容を、100%反映している訳ではありません。

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