2011年1月10日月曜日

「国境の城塞」あらすじ:セッション7 竜のねぐら

以下は12月22日にRole & Roll Stationで行われたD&D Encounters シーズン3「国境の城塞 ~毒蛇の季節」第7回セッションのあらすじになります。大元はWizards of the Coast社のオフィシャルD&Dホームページからの訳文の転記になります。

完全なネタバレになりますので隠します。


慎重にかつ迅速に前進しつつ、パーティーが階段の最上段に接近した時、突然魔法の防御が発動した。「見知らぬ連中に挨拶を!」と、絶叫する声が、その先の部屋の中に居るものたちに警告を発する。警報の魔法の声に追い立てられるようにして広い部屋に突入した英雄たちは、明るい日の光と冷たい風を全身に浴びるのだった。その広い部屋の反対側には開いたバルコニーがあり、そこから新鮮な風が入ってきているのだった。

冒険者たちはすぐに、武装したひと組のコボルドと戦斧を振り回すドラゴンボーンの一団との戦闘に突入した。戦闘が始まるとすぐに、小柄なカッパー・ドラゴンが陽光に鱗を煌めかせながら、影の中から踊り出てきた。『わらわはざんにんなりゅうであるぞ!』と、彼女は呼ばわった。

武装した戦士たちを打倒すと、パーティーはその全精力をおしゃべり好きでハッスル気味の幼竜へと集中した。幼竜は残忍で獰猛というよりは、明らかに何か勘違いをしている様に見えた。パーティーの優れた戦闘能力の感銘を受け、更にその説得行動によって、幼竜はすぐさま降伏するのだった。彼女は自らを“もぐざるはー”と名乗った。

“モックス(訳注:モグザルハーの愛称)”はティアマト教団の上っつらな世辞と表面上だけの隷従、そして暖かい住居の提供と“毒蛇の瞳”を含む財宝を餌に、教団のために働かされていた。パーティーはすぐに“毒蛇の瞳”を押収した。

モックスは今朝早くにロンニックがここ“竜牙の丘”を訪れたと断言した。銀行家は魔法の儀式を執り行うと同盟を結んでいたリザードフォークと連絡を取り、ベンウィックと呼ばれる人物を襲撃して暗殺する計画を立てていた。それを実行に移すために、ロンニックはここを離れた直後だったということも判明した。

パーティーはまた、数枚の書類を発見した。それらは手紙と地図で、ロンニックが修道士ベンウィックを殺害する計画の全容が示されており、彼がそれをしようとしていたとして告発するのに足る、十分な証拠となるものだった。モックスに二度と悪事に手を染めないと誓いを立てさせると、英雄たちは“竜牙の丘”をジップライン(訳注:終点の方が低くなるように空中にワイヤロープを張り、人が滑車でぶら下がって移動できるようにした設備)を使って勇躍脱出すると、ベンウィック救出に向かって急行するのだった。

※このあらすじはD&D Encountersの大まかなストーリー・プロットを説明するもので、必ずしも実際のセッション内容を100%反映している訳ではありません。

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