以下は12月15日にRole & Roll Stationで行われたD&D Encounters シーズン3「国境の城塞 ~毒蛇の季節」第6回セッションのあらすじになります。大元はWizards of the Coast社のオフィシャルD&Dホームページからの訳文の転記になります。
完全なネタバレになりますので隠します。
パーティーは洞窟の奥にあった二つ目の滝に沿って断崖をよじ登って行った。滝は断崖の上にあるクレバスから涌き出ていた。一行は洞窟の壁に開いた開口部をくぐって、更に先へと進んでいった。そこはチラチラと明滅する松明に照らされおり、竜語でなにかキーキーとしゃべっている会話が前方の部屋から聞こえてきた。自然洞窟は終わりを告げ、切石で覆われた床と壁面が現れた。そこは明らかに何かを祭った古い寺院だった。
冒険者たちは派手な装飾が施された室内にこっそりと侵入した。部屋の中央の床には巨大な赤いルーン文字が脈打ち、整然と周囲に並んでいる火鉢の炎が、それに合わせて明滅していることが、すぐに分かった。部屋の中にはコボルドの一団がおり、何かの作業に追われているようだったが、冒険者たちの侵入に気が付くと、すぐに応戦してきた。戦いが始まると、大仰なローブを身にまとったコボルドが1匹部屋に入ってきた。コボルドはティアマトの邪印を大胆にかかげると、“イグゼンストリクス!”と声高に叫んだ。部屋にいた他のコボルドたちが一斉にそれに唱和する。その詠唱はどうやら部屋のルーン文字と火鉢からパワーを引き出す儀式のようで、突然炎の鞭が迸り、パーティーを打ち付けた。
寺院の神秘的な防衛力の助力を得ながら、コボルドたちは善戦した。しかし所詮はそこまでだった。大勢が冒険者たちに傾いたのを見て取ったコボルドのリーダーは、仲間の1体に「モグザルハーと他の者たち」に侵入者のことを知らせるよう命じた。逃げ出したコボルドはプラットフォームに飛び乗ると、荒々しくクランクを操作し始めた。けたたましい騒音を上げながら、プラットフォームは天井に開いた開口部へと持ち上がっていく。それを見た冒険者たちは残敵を素早く掃討すると、逃げたコボルドが仲間に危険を知らせる前に追撃できることに望みを託しながら、螺旋階段を駆け上がっていくのだった。
※このあらすじは必ずしもR&R Stationで実際に行われたセッションの内容を反映している訳ではありません。
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